ハンパ人間のなぐりがき

地方に住む男子大学生のひとりごとです。

BUMP OF CHICKENのおすすめ楽曲。辛いときに聴いてほしい音楽

こんにちは、ハンパ人間の赤崎です。

 

今回は僕が中学生のころから大好きなロックバンド、BUMP  OF  CHICKENのおすすめ楽曲を紹介したいと思います。

 

とはいっても、僕は音楽評論家でもなんでもなく、ただの大学生なので音楽的な解説なんてできません。

おすすめする楽曲は、僕が辛いときによく聴いていて、助けられた曲たちです。

個人的な思い入れと感傷が詰まっているので、独りよがりな文章になってしまうかもしれません。

 

そういう目線であっても気にしないよ! という心の広い方は、ぜひ見ていってください。

それではいきます!

 

 

 

 

 

1. Title of mine

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出典:https://tower.jp/item/778443

アルバム『jupiter』に収録されている一曲です。

 

『jupiter』には『天体観測』や『ダイヤモンド』など有名な曲も多数収録されていますが、僕は『Title  of  mine』が一番好きです。

 

なぜなら、とにかく暗い!(笑)

 

この曲を聴いたことのある人ならわかると思いますが、この楽曲の主人公は人とふれあうことを望みつつも、それを望んでいる自分を恥じるという矛盾のなかで苦しんでいるようです。

 

助けてほしいと思いながらも、実際に手を差しのばされると遠慮してしまう。

この感覚が、僕には痛いほどよくわかります。

 

自分はそんなふうに優しくしてもらえる人間なのかなというか、価値はあるのかなみたいな。

 

我ながらばかばかしいとは思いますが、そんなことを真剣に考えてしまうことが時々あります(笑)。

 

高校生のときは部活で活躍できないとか、彼女ができないとか、そういうことに本気で悩んで、悩みながらこの楽曲を聴いていました。

 

同じような不安を抱えている人がいるのかもしれない。

そう思える『Title  of  mine』は、いまでも僕の心の支えです。

 

 

2. ギルド

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出典:https://tower.jp/item/1124413

アルバム『ユグドラシル』に収録されています。

 

『ギルド』の歌詞中では人間を「職業」として捉えており、その見方がとても斬新です。

 

僕たちは気がついたときにはこの世界で生きていて、毎日を過ごしています。

そうした日々では、望む望まざるに関わらず、学校や仕事やなにから生きるためにやらなければいけないことは山のようにあります。

自分で選んできたはずの人生でも義務のように見えてしまって、楽しむことすら「仕事」のように感じてしまう。

 

そんな不安や違和感を感じている僕は、いつか「人間という職業」をクビになってしまうのではないか。

 

立ち止まって休むことも、誰かに代理を頼むこともできない。

なんとなく疲れているときに『ギルド』を聴くと、本当に刺さります。

 

この曲の最後には、それでも生きるべきだと強くいいきってくれます。

 

どれほど醜く、汚れていたとしてもそのままで生きることが正しいといいきってくれます。

 

あなたはそれを聴いて、どう思うでしょうか?

 

 

3. ベストピクチャー

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出典:https://tower.jp/item/1080284/THE-LIVING-DEAD

 

 

アルバム『THE  LIVING  DEAD』に収録されています。

 

画家の主人公の人生を切り取ったような、ストーリー仕立ての歌詞がとても印象的です。

 

画家として理想の生活をキャンバスに描いていた主人公は、努力の末それを叶えます。

お金も名誉もなにもかも、すべてが現実となったのです。

 

けれど、そうした富や名声を失いたくないと思って仕事をするうちに、どうして自分が絵を描いているのかわからなくなる。

 

「なんでこれをしているんだっけ?」

 

という主人公の叫びは、とても切実なものとして響きます。

 

こうした悩みは、誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

部活でも仕事でも、自分で選んで決めたはずなのに、気がつけばやらされている。

どうして取り組んでいるのかわからないといった感じです。

 

僕は中学生のときにバスケットボールをやっていましたが、監督に厳しく指導されるうちに、どうして自分がバスケをしているのかわからなくなったことがあります。

 

ランニングもシュート練習も、いわれたからやっているだけ。

思考を停止していたことに気がついてしまったんですね。

 

そんな状態ではうまくなるわけもなく、そのまま引退試合を迎えることに。

僕たちのチームは地区大会で敗退し、僕はそこでバスケットボールをやめました。

 

『ベストピクチャー』の主人公は、最後に絵をなぜ描いていたのか思い出すことができますが、僕にはできませんでした。

 

なぜこれをやっているのか。果たして意味はあるのか。

それを問い詰めてくれる、素晴らしい楽曲だと思います。

 

 

4. HAPPY

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出典:https://tower.jp/item/2818454/COSMONAUT

 

アルバム『COSMONAUT』に収録された一曲です。

 

シングルとして発売された『HAPPY』は、とても耳馴染みのよいメロディが特徴的です。

 

僕がこの曲で一番好きな歌詞は、サビの部分です。以下に引用します。

 

悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう

 

出典:『HAPPY』 作詞・作曲 藤原基夫

 

この発想は、正直ありませんでした。

 

僕たちはいつも、自分を鼓舞するためにこんなことをいいます。

 

「悪いことはいつか終わるさ。がんばっていればいつか報われる」

 

これは基本的に、間違っていません。

諦めなければ、そのぶん望んだ結果に近づけると思います。

 

ただ、苦しいことに終わりがあるのなら、良いことも同じことがいえるはずです。

楽しいことがやってきても、それはいつか必ず終わってしまう。

どういう形で訪れるかは知る由もありませんが、それは確実なことです。

 

せっかく手にした幸福を、いずれ手放さなければいけない。

 

これって全身が震えるほど、怖いことだと思いませんか?

 

いつかなくなってしまうと自覚しながら、それでも楽しいことは楽しいんです。

それならいっそ、知らないほうがよかったかもしれない。

ありきたりな感性かもしれませんが、そう考えてしまいます。

 

でもそんななかで、藤原基夫さんはこうもいってくれます。

 

終わらせる勇気があるなら 続きを進む恐怖にも勝てる

 

出典:『HAPPY』 作詞・作曲 藤原基夫

 

こういう逆説が、本当にうまい! 最初に聴いたとき、思わずシビれました(笑)

 

「そういわれてみれば、たしかにそうかも」

そんなふうに思えるフレーズを作るのが、本当に上手です。

 

怖いことや苦しいことがたくさんあって、そのくせ楽しいこともいつか必ず終わってしまう。

 

そういう現実を突きつけながらも、一緒に生きていこうと背中を支えてくれる『HAPPY』という楽曲は、僕の勇気です。

 

 

 

おわりに

 

今回紹介した楽曲は、悩みに悩んで厳選した4曲です。

書いている最中に、昔のことを思い出して苦しくも懐かしい気分になりました(笑)

 

もし興味をもってくれた方がいたら、ぜひ聴いてみてください。

 

そしておすすめの曲があれば、教えてほしいです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!